無農薬種子(根物野菜)

新三浦大根解説

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【商品№】 2528
【内容量】 10㎖
【税込価格】¥330

 

新三浦大根

神奈川県の伝統野菜

 大根の原産地は中央アジアとも、地中海沿岸ともいわれますが、はっきりとはしていないようです。古くから栽培されている野菜の代表で、日本には中国から入り、各地に広まり様々な品種へと分化していきました。「日本書紀」にも記述があり、スズシロとして春の七草にも数えられ、日本人にはなくてはならない野菜です。現在のように全国でポピュラーな野菜になったのは江戸前期ぐらいからと言われています。
 根にはビタミンCや消化酵素ジアスターゼを多く含み、消化をたすけ、胃もたれなどに効果があると言われています。また、魚の焦げなどに含まれる発がん物質を抑える働きがあると言われる成分を含んでいます。葉にもビタミンやミネラルが多く含まれるので、スーパー等では輸送や販売の関係等で切り取られてしまうことが多いですが、家庭菜園なら手軽に利用できます。
 三浦大根は、神奈川県三浦半島で栽培されている特産品で、練馬大根より改良されて昭和の初期に誕生したと言われています。大根の中では大型で重量もかなりあります。大根中央部付近より下部が大きく膨らむのが特徴で、その形ゆえか輸送の関係で一時は青首大根に押され、かなり栽培量が減りました。しかし近年味の良さで人気が復活しています。
 本種は、ス入りやトウ立ちが遅く、貯蔵性に優れています。肉質は柔らかく甘味に富み、おでんなどの煮込み料理に最適です。

 【栽培のポイント】

発芽後倒れてしまった苗は、早めに起こし、株元に土寄せをしておきましょう。
大型の大根なので、土は深くよく耕しておきましょう。