無農薬種子(根物野菜)
赤丸二十日大根
作りやすいキュートな丸大根
大根の原産地は中央アジアとも、地中海沿岸ともいわれますが、はっきりとはしていないようです。古くから栽培されている野菜の代表で、日本には中国から入り、各地に広まり様々な品種へと分化していきました。「日本書紀」にも記述があり、スズシロとして春の七草にも数えられ、日本人にはなくてはならない野菜です。現在のように全国でポピュラーな野菜になったのは江戸前期ぐらいからと言われています。
二十日大根は「ラディッシュ」とも呼ばれ、ヨーロッパにおいて16世紀ごろ登場したと言われています。日本には明治時代に入ってきました。栽培期間も短く作りやすい小型大根です。採りたてをサラダ等で生食するのに適しています。
根にはビタミンCや消化酵素ジアスターゼを多く含み、消化をたすけ、胃もたれなどに効果があると言われています。また、魚の焦げなどに含まれる発がん物質を抑える働きがあると言われる成分を含んでいます。葉にもビタミンやミネラルが多く含まれるので、新鮮なうちに利用します。
本種は、二十日大根の中でも代表的な品種で、直径2cmぐらいの赤い球状で、内部は純白です。辛みはなく、サラダや浅漬け、酢漬けで利用します。
【栽培のポイント】
間引きのことも考え、種のまき過ぎに注意しましょう。
株間は最終3cm程度にします。
乾燥しすぎると、根が楕円形になってしまうことがあるので、水やりには注意をしましょう。