昭和の野菜
世界一トマト
昭和初期の人気のトマト!
南米アンデス高地原産の栄養豊富な果菜で、夏野菜の王者的存在です。日本には17世紀ごろ入ってきたと言われていますが、一般に食べるようになったのは大正時代末期ぐらいからだと言われています。「医者殺し」、「畑のうなぎ」などと形容されますが、栄養素の豊富さ故で、リコピン、ビタミン類、カリウム、ルチンなどが含まれます。ガンや高血圧、動脈硬化といった生活習慣病の予防に役立つと考えられています。一日1個のトマトが病気を遠ざけると言われています。
本種は、昭和の初期の頃に人気を集めた大玉トマトです。古くからある「ポンテローザトマト」より生まれたと言われています。現在のトマトのような甘さはあまりありませんが、青臭さ、酸味、甘味が程良く混じったその味は、一定年齢以上の方には懐かしい味です。また、現在主流の品種のように雨除けする必要もなく、丈夫で作りやすく、たくさん収穫できるのも魅力です。
【栽培のポイント】
発芽から生育初期は成長がややゆっくりなのでじっくりと育てましょう。