福姫トマト

作りやすい大玉種

　南米アンデス高地原産の栄養豊富な果菜で、夏野菜の王者的存在です。日本には17世紀ごろ入ってきたと言われていますが、一般に食べるようになったのは大正時代末期ぐらいからだと言われています。「医者殺し」、「畑のうなぎ」などと形容されますが、栄養素の豊富さ故で、リコピン、ビタミン類、カリウム、ルチンなどが含まれます。ガンや高血圧、動脈硬化といった生活習慣病の予防に役立つと考えられています。一日1個のトマトが病気を遠ざけると言われています。
　本種は家庭菜園でも簡単に作れるように改良した一代交配種です。病気に強く、長く収穫を楽しむことができます。完熟した実は甘みが強く、食味は上々です。家庭菜園では完熟果を収穫しましょう。

 【栽培のポイント】

　発芽から生育初期は成長がややゆっくりなのでじっくりと育てましょう。
　雨に当たると皮が割れるので、雨よけ栽培を行いましょう。
　より甘いトマトを作るには水やりを控えて乾燥気味に管理しましょう。