無農薬種子(実物野菜)
みずなす
水もしたたるナス
ナスの原産地はインドと言われ、日本には8世紀ごろ入ったと言われています。栽培は日本全国に広まり、各地で気候風土にあわせて変異し、多くの品種が土着固定され生まれました。各地域の伝統的なナスは生育にクセがあり、栽培にはコツのようなものを必要とすることが多く、その地域以外ではあまり広がりませんでした。現在はそれらを基にした交配品種が栽培の大多数を占めています。かつてナスは栄養のない野菜と言われていましたが、近年では、紺色の皮に含まれるアントシアニンがガンや動脈硬化、高血圧に効果があると言われています。
本種は、果肉に水分をたっぷり含んだ品種です。絞ると水があふれ出てきます。皮も柔らかく浅漬けにするとすぐ漬かります。甘みもありサラダにも利用でき、食味が良いのでいろいろな料理に活用できます。
【栽培のポイント】
ナスは乾燥が苦手で水分を欲しがるますが、かといって過湿も嫌いです。株は必ず地面よりために植え付け、排水を良くしつつこまめに水やりをしましょう。
最初の頃の実は大きくすると株が弱り、その後の着果が減少する原因になりますので、1~3番目までの実は早めに収穫しましょう。