健康ニラ

古事記の時代より親しまれるスタミナ野菜

　東アジア原産の野菜で、古事記には「加美良(かみら)」の名前で登場し、古くから薬草として利用されてきました。しかし、広く野菜として消費されるようになったのは戦後のことで、比較的新しい野菜と言えます。栃木県鹿沼市では蕎麦と一緒に食べる「ニラ蕎麦」が有名です。根株で冬を越す宿根草で、一度種まきすれば長く収穫を楽しむことができます。特有の強い香りは硫化アリルでニンニクにも含まれ、ビタミンＢ₁吸収を高め、疲労回復、食欲不振に効果があるとされています。

 【栽培のポイント】

　収穫は翌年からになりますので、一年目は株の充実をしっかりと行いましょう。